ペリテックのRFIDテストシステムは、IF帯の処理をFPGAボード(IF-RIO)で行っています。
これは、ISO18000-6 TYPEC(EPC C1 G2)のRFIDタグはEPC(Electronic Product Code)と呼ばれるコードの読み取りが必要です。しかし、従来の計測器では処理が間に合わず実現できませんでした。
これは、EPCの読み取りはタグからの受信データに応じ、数msで複数のコマンドを送る必要があり、このクエリシーケンスを完全に実現するためには、タグとジェネレータ、アナライザとにリアルタイムの交信を行わないといけないためです。
ペリテックのRFIDテストシステムはこのEPCまでの処理に対応するためにIF帯の処理をFPGAボード(IF-RIO)で行っています。このことによりタグとの更新を途切れることなくコミュニケーションを行い、EPCのコードの読取を可能にしました。
「RFID周波数オーバーオール法」とはペリテックが考案したRFIDタグの総合特性が1目でわかるRFID評価法です。この手法は短期間で測定できると好評ですでに日本の大手メーカー10社に採用されており、「読めた、読めない」RFIDタグの問題の解決、品質の向上などに大変効果的です。