世の中の仕組みは日々進化し、それを支える技術は複雑化が進み、より高度で専門的になっています。テスターも例外ではなく、専門家でないと踏み入れられない領域になりつつあります。
私たちは複雑な世界だからこそ、逆の発想で複雑なことを簡単にできないかと常に考えています。専門家ではないお客さまにも理解していただけるように高度で専門的な技術を解きほぐし単純化していきます。それは、お客さまが自由に使い、よりアイデアが生まれるように活用していただきたいという願いからです。
そのような、環境の提供と支援をするのがペリテックの役割だと考えます。開発言語としてLabVIEWを選んだのもその一つの現れです。
私は“現実的な対応”という言葉が好きです。
ロマンティストではありますが、反面現実的ではない話は好きではありません。お金と時間と労力を限りなく掛けることが許されるなら、なんでも実現できるでしょう。
しかし、現実の世界では色々な制約があります。その制約の中で、「なんとか成功したい」と考えているお客さまが好きです。そのような心に惹かれ、是非ご協力させていただきたいと強く思います。現実的な対応とは、「もし」とか「仮に」とかの言葉を使うのではなく、今ある限られた条件のなかで必死に考えて解決することだと思います。
NI(旧社名:National Instruments)とLabVIEWは産業機器の標準になる可能性をもっています。私たちはNIのハードを産業機器のスタンダード部品に、LabVIEWを産業機器のプラットホームにすることを目標としています。そうすることでお客様に速く、安く、そして確実な産業機器を提供することができます。
ペリテックのゴールはインテグレータの世界で産業機器のスタンダードになることです。
株式会社ペリテック 代表取締役社長 井澤 年宏